東京 備中竹内流 豊岡道場稽古 2019.4.23
体験の方が稽古に来られたので、
前半は備中竹内流の歴史や稽古の概要を説明しつつ、打拳、受身、手解き、基本的な体術と小太刀取を行う。
その中で、備中竹内流の体術の形は、
一に当て、二に投げ、三で極めるという構成のものが多いこと。
体術は破手(相手が攻撃してきた場合の護身術)と捕手(我が先に相手を捕まえに行く逮捕術)に大別されること。
武器術は相手の得物に応じて相応の得物を持つが、得物に執着せずに自ら捨てる場合もあること。
相手を傷つけずに止める。即ち、殺法よりも活法を重んじる武(戈(矛)を止める)を原則とする武人を目指す武術であることを説明した。
その上で『絡めて討たず』という備中竹内流の思想が形となっている斉手(剣術)の柄入、鍔競の形を見ていただいた。
口斉手 柄入
鍔競 口斉手
鉄砲や兵器に対する技は?という問い対しては、備中竹内流には砲術、馬術、弓術、水泳術はない。その他、戦国時代由来の武器術はあると答えた。
後半は、体験の方は見取り中心にして、真棒表と裏、小具足腰之廻、真棒を稽古。真棒に限らず、表形がしっかりできた上で、裏形を稽古すれば、表形のあり方や裏を取るという拍子の取り方がよくわかる。
真棒 飛交は昨日は別手で稽古。
本手は下の映像一番目。
来週は続きを稽古しましょう。
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