温故知新 十五代 中山取真先生の変化技 2019.5.20
温故知新。先日の音羽稽古において、捕手の抑止という型を稽古していたことを振り返っていた際に、ふと、中山取真先生に掛けられた技を思い出した。
2000年の6月に日新館から聴風館に来られて、小具足腰之廻の稽古をしている中で、変化技として教えていただいた形。
相手の肘下を押さえて背骨をとり腰刀に構えるのが本手であるが、相手の手首を取った場合には、相手を左に倒しすことができる。
手首を取り首裏で相手の臂を極めながら相手のバランスを崩していく。
後ろ姿は、2000年にちなんで諱を人紀とされた白石師範。
下記の抑止のように相手を腰にのせてから落とす崩しではなく、相手の臂を極めながら右隅にバランスを崩し首を抜いて手首を取ってするりと落とされた。同じ形でも幅がある事を、改めて思い出させていただいた。恩顧智真。
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