#竹内流備中伝 #日野道場 #体験稽古 の #中学生 と #体術 #剣術 #小太刀取 #儒教 2020.11.2

この日の稽古には、体験稽古として中学生がさんが参加。日野道場のひとりと同級生で、名前が昊(そら)くんという。
昊という字には、夏空、大空という意味があり、昊天( hào tiáan )は中国、儒教の最高神であり、宇宙の主催者であるという。知らなかった。

竹内流備中伝は密教の他に、儒教も影響している。「兵法の奥義に仁義礼智信 たえづたしなみ気遣をせよ」という『心要歌』があるが、この仁義礼智信はまさに儒教の教え。
儒教は、五常(仁、義、礼、智、信)という徳性を拡充することにより五倫(父子、君臣、夫婦、長幼、朋友)関係を維持することを教える。

『仁』
人を思い遣る事。白川静『孔子伝』によれば、「狩衣姿も凛々しい若者の頼もしさをいう語」。「説文解字」は「親」に通じると述べている。
「論語」の中では、さまざまな説明がなされている。孔子は仁を最高の徳目としていた。

『義』
利欲に囚われず、すべきことをすること。

『礼』
仁を具体的な行動として、表したもの。もともとは宗教儀礼でのタブーや伝統的な習慣・制度を意味していた。のちに、人間の上下関係で守るべきことを意味するようになった。

『智』
ただ学問に励むだけでなく道徳的認識判断力であることともされている。智は『論語』では知と表記され意味としては聡明、明智などの意味がある。

『信』
言明を違えないこと、真実を告げること、約束を守ること、誠実であること。
昊さんは、徒手の武術や居合剣術に興味があるというので、稽古始めに始礼をする。

備中伝では、礼を行う時は手足とも『左進右退』(さしんうたい。進む時は左から、退く時は右から運ぶ礼法)で手足を運ぶ。

また、互いの礼を行う時には、三つ指を着いて礼をする(小指・薬指を曲げ、人差指・中指・親指の3本を伸ばす)。
この三つ指をつく動作も儒教に基づき、智仁勇(Wisdom, virtue, and valour)を現す。
準備体操の後、打拳基本を組体で行った後、剣術の基本も組太刀を交えて稽古。
その後、手ほどきから、体術の基本を稽古した後、小太刀取を稽古。
昊くんは、竹内流備中伝の稽古が気に入ったようで、来週から来るという。稽古は楽しいのが、一番。
ということで、帰りは#KIRIN #一番しぼり 。

東京 竹内流備中伝 Tokyo takenouchi ryu Bitchuden

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