#竹内流備中伝 #港区豊岡道場 #古武術稽古 稽古を見る眼 2020.9.29
私が遅参する間に、みなで稽古を進めていてくれていて感謝。始礼、打拳、手解き、受身、小具足腰之廻、真棒、座合を稽古。
小具足腰之廻1-5の大きな流れはこちらを参考に。細かいところは道場で。
倒立受身が難しい人も、馬を作れば、安全に稽古することができる。
同じ型の流れの中でも、相手の動きや力加減により自分の動きが制約されたり、上手く動けないと感じる場合がある。そうした引っ掛かりをひとつひとつ、とき解いていくことで、動きがスムースになる場合がある。
棒術においても体術においても、双方の動きを感じながら、会話をするように稽古する。一人稽古で内観することも、対人稽古の中で、自他を観ることも必要。また、その状況を俯瞰して第三者的に見ることも大事。
竹内流備中伝の型稽古は、古来からそうした眼の働きを使って稽古するようにできている。
この第三者的なものの見方として、小野館長がいわれていた事であるが、宮本武蔵の次の和歌、
「乾坤をそのまま庭と見る時は 我は天地の外にこそすめ」は、自ら地上に居ながらにして宇宙から地球を見るという、武蔵の遠大な俯瞰の境地である。ちなみに、乾坤とは天地の意味。
この発想を下の写真の苔玉に込めて作ったと。少し物の見方、見え方が変わります。
空高く飛ぶ鳥のように、もっと高く宇宙から観るように、視座の自由度が変えられます。
宮本武蔵
宮本武蔵も血気盛んな頃と晩年では、随分と物の見方も考え方も変わったと思いますが、その一瞬、一瞬をただひたすらに生き抜くと言う姿勢は変わっていないと思います。
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